糖尿病の猫の介護⑳
前回のおはなし
家に帰り、さっそく妹と相談しながらえさをあげてみた。
先生のように指でえさをあげるのは、するどく尖ったきばが怖いので、2回で断念した。
そしてピン! とひらめいた。
そう、あのピンク色の、アイスを買ったときについてくる小さなスプーンだ。
しかし、そのまま、もとの使い方では使わない。
ひっくり返して柄の方を使うのだ。
ペースト状のえさをそのまま柄ですくう。
ヘラの要領だ。
そしてそのままペス夫の口に運ぶ。
もちろん嫌がるので、いつものように無理矢理口を開けさせ、えさをねじ込む。
上あごにべったりと塗り付ける。
吐き出させないように口を閉じさせ、むぎゅっとおさえる。
強制給餌、成功! というわけだ。
サーティーワンのスプーンの柄は、ちょうどペス夫の“きば”と“きば”の間ほどの大きさだ。
なので上あごに塗り付けるにはもってこいの大きさなのだ。
そしてしっかりとしたプラスチックで材質も安定している。
ハーゲンダッツや木のアイススプーンと違って、壊れる心配が無い。
だいたいの猫にフィットする大きさだと思うので、強制給餌をする必要があったらぜひ活用してみるといいと思う。
いつも見ていただいて、ありがとうございます!