糖尿病の猫の介護⑲
ほんの少しずつ回復してきたペス夫は、抵抗するようになった。
えさを食べさせようとすると、復活してきた後ろ足で思い切り蹴ってくる。
そして前足でも抵抗する。
首でも抵抗する。
抱きかかえた状態で口を開かせると、首を大きくそらしてめりめりと人のからだに突き進んでくる。
すごい力であばら骨に突っ込んでくるものだから、すごく痛い。
そのため、少しずつしか与えられないシリンダーでのえさやりに限界を感じ始めていた。
獣医さんにえさやりについて相談してみた。
先生が提案してくれたのは指につけてえさをあげる方法だった。
口を開かせるのは今と同じままで、上あごにペースト状のえさをぺったりと塗り付けるのだ。
すると猫は飲み込むしかなくなるらしい。
水についても質問してみた。
とにかく水を飲まなかったからだ。
こちらは点滴で水分を入れているので、足りないことはないとのことだった。
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