her/世界でひとつの彼女
本当に愛する人と結ばれた時、どんな気持ちになるんだろう。
今の世の中はなんだってカンタンだ。
すぐに誰かとつながれる。
貞操観念だってうすい世の中だから、色々と欲求を満たすのはカンタンだ。
この映画だって始まりはそうだ。
彼は、どこか懐かしいけど、少し未来に住んでいて、PCやスマホにしゃべるだけで自分のしたいことはほとんどできる。
人恋しい夜は、音声のチャットで誰かと喋ることもできる。(これは今の時代にもあるね)
だけど、何かが満たされない。
便利になればなるほど、どこかがスースーする気がするのはなぜなんだろう。
そしてスースーしているどこかを埋めるために、また便利を求めてしまうのだ。
満たされない時。
そんなときは自分を充実させるに限る。
そうでないと、それが当たり前になった時、また満たされなくなるのだ。
これもAmazonプライム・ビデオで無料だったから見た。
まさかこんな最近の作品が無料になってるとは!
おそるべしです。
少し懐かしいような、近未来が舞台です。
映像がとてもきれい。
なぜか最後のシーンのホアキン・フェニックスがインド人に見える。
(てゆか調べたらリヴァー・フェニックスの弟なのか!)
思い通りにいかないから面白いはずなのに、思い通りにしたくなるのはなぜなんだろう。