さすらわなくなったトビー!

旅を終えたその後の人生

糖尿病の猫の介護

いまわたしは実家にいる。

自分でごはんを食べない飼い猫に、せっせとごはんをあげている。

うちの飼い猫、ペス夫は糖尿病になってしまったのだ。

 

 母から「おとついからごはん食べてへんねん」と電話があったとき、

わたしは山中湖で住み込みの短期バイトをしていた。

「病院つれてったら糖尿病やって」

まさか、と思った。だってまだ10歳なのに。

つい2週間前まで元気だったのに。

 

それから1週間もたたない土曜日、再び母からの連絡があった。

「ペス夫が大変やってん。時間あるとき電話ください。」

いろんなことを忘れる母だ。

きっと「糖尿だ」っていうことを再び伝えてくるんだろう。

そう思いながらわたしは電話を手に取った。

 

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