慢性膵炎の猫の介護
「ペス夫の調子が悪いねん。明日病院連れてってくれへん?」神戸に帰ってきて10日目の晩、母に頼まれた。
通い慣れた病院へ2日に1回点滴に通う。インスリンは打たない。足りていない水分を点滴で補うだけ。
翌日、ところどころ毛を刈られ痛々しい姿になったペス夫を連れて、かかりつけの病院に行った。救急病院は救急なので、そのまま診てもらうことはできないからだ。
原因は低血糖だった。500以上あると言われた血糖値が、運び込まれたそのときには30しかなかった。
時刻は午前3時。 ネットでやっと見つけた救急病院にペス夫を連れて行くことにした。
ただならぬ雰囲気。それに糖尿病の猫のうんこの臭いがする。彼のうんこはいつもとんでもなく臭いので、だいたいわかるのだ。
電話の内容はわたしの予想していたものとは違った。猫が死にかけたという内容だった。
いまわたしは実家にいる。 自分でごはんを食べない飼い猫に、せっせとごはんをあげている。 うちの飼い猫、ペス夫は糖尿病になってしまったのだ。