糖尿病の猫の介護⑤
前回のおはなし
原因は低血糖だった。
500以上あると言われた血糖値が、運び込まれたそのときには30しかなかった。
血糖値が急激に下がると、自律神経症状が強くあらわれるそうだ。
代表的なのが、発汗、不安、動悸、震え、など。
そして健康な人間でも35を下回ると意識レベルが低下し、取り乱したりろれつが回らなくなる。
さらに20を下回ると痙攣して意識を失い、昏睡状態に陥り、最悪死ぬこともあるそうだ。
(参考サイト:糖尿病の症状のひとつ、低血糖ついて取り上げています【糖尿コラム】)
ペス夫は、あらゆるところを刈られていた。
首、手足、お腹。
酸素マスクをつけられ、酸素室の中でじっとしていた。
ペス夫がびしょびしょに濡れていたのは、冷や汗をかいていたからだった。
うんこやおしっこをもらしてしまったのは痙攣したからだった。
午前7時、落ち着いたペス夫をつれて家に帰った。
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