さすらわなくなったトビー!

旅を終えたその後の人生

糖尿病の猫の介護②

電話の内容はわたしの予想していたものとは違った。

ペス夫が死にかけたという内容だった。

 

糖尿病だとわかってから、ペス夫は病院でインスリンを打ってもらっていた。

あまり食べなかったごはんは、病気用の高カロリーの缶詰に変えた。

ペス夫はその缶詰をよく食べた。

先生は「慣れてきたら家でインスリンを打ちましょうね」と言っていたそうだ。

 

インスリンを打って3度目の夜。

その夜はペス夫の調子がおかしかった。

寝る前に話しかけた母に威嚇の態度を取り、触らせないようにした。

 

それから2時間後、眠っていた母はペス夫の威嚇する「ハーッ」という音で目覚めた。

 

 

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