糖尿病の猫の介護⑮
前回のおはなし
そんな状態が2、3日続いた。
毎日病院で打ってもらう吐き気止めの効果で嘔吐は治まったが、よだれや食欲不振は変わらなかった。
嫌がるペス夫の口を開けて、水でゆるくしたえさを詰め込む。
飼い主のほうも慣れてきて、最初の頃よりはたくさん与えられるようにはなってきたけど、絶対的に量が足りていない。
ペス夫の体格だと1日で2缶摂取しなきゃいけない缶詰を、3日も5日もかけて1缶やるんだから当然だ。
病院でもらったえさは、ヒルズのa/d缶という缶詰だった。
処方食とされているくらいで、高タンパク、高脂肪の栄養価の高い缶詰だった。
このにおい、猫にとったらいいにおいなのかもしれないが、あまりにも魚くさいというか生臭いというか。
よだれまみれのペス夫は、あっという間にa/d缶のにおいになった。
いつも見ていただいて、ありがとうございます!