糖尿病の猫の介護⑩
前回のおはなし
猫の肝リピドーシス(脂肪肝)は、とてもこわい病気だ。
まず毛皮に覆われた猫の皮膚などなかなか目につかないので、一番の目印である黄疸がわかりにくい。
そして慢性的な病気ではなく、ちょっとしたストレスなどでかかってしまうので原因がわかりづらい。
食事を食べていないことで疑うこともできるが、我が家のような多頭飼いだとそれを見つけるのも難しい。
よって発見が遅れる。
発見が遅れると、肝臓は脂肪におかされ、一気に肝機能を失い死に至ることも少なくないという。
幸いペス夫は、肝リピドーシスにはまだなっていなかった。
しかし、かなり危うい状況だと言う。
とにかくごはんを食べさせて、肝臓に脂肪がつかないようにするしか治療の手だてはない。
点滴と吐き気止めを打ってもらい、高カロリーの缶詰をもらい、明日も診てもらうようお願いをし、その日は帰った。
ずっとぐったりとしていたペス夫の背中からは、異常なほどフケが出ていた。
いつも見ていただいて、ありがとうございます!