慢性膵炎の猫の介護32(糖尿病の猫の介護)
前回のおはなし
次の日のペス夫はしっかりしていた。
ごはんもいやいやだし給餌しないと食べなかったけど、明らかに食べる量が増えていた。
そして心配していたふらふらが、いくらかマシになっていた。
やっぱり老廃物がからだに溜まるといいことは何も無いのだ。
ここからは別のはなしになってしまうが、わたしは以前タラソテラピーのセラピストをしていた。
タラソテラピーとは、日本語で言うと海洋療法。
37度のあたためた海水に13分以上浸かることによって、汚れた血液と海水とがイオン交換を行って、体内からきれいにしていくという療法だ。
この療法、とにかくデトックスに効果的でダイエットや美肌効果のみならず、体質改善、病気の治癒などにも効果があるのだ。
1897年にはルネ・カントンというフランスの科学者が、飼い犬の血液を全て抜き去り、かわりにあらゆる条件を満たした海水を注入するといった実験を行った。
血液を抜き取られた犬は、最初こそ傷口が化膿したが、一週間程度で回復。
なんとこれまで以上に元気になり、交通事故で死ぬまで元気に生きたそうだ。
だからペス夫のからだもどんどんデトックスさせれば、どんどん元気になるんじゃないか?
だって病院に行っても全然元気にならないし、むしろ生きる力がなくなってきている気がする。
タラソテラピーを猫に施すのは難しいけど、自然療法を思い出せたことが大きな収穫になった。
いつも見ていただいて、ありがとうございます!