肉体の門(1988)
戦争って悲惨だよね。そして戦争のその後も悲惨。
悲劇しか生まないと思うんだけど、どうしてみんな戦争をしたがるのか。
領地とか、お金とか、そんなにそんなに必要なものなの?
それで自分の家族とか、友達とか、死んだら悲しくならないの?
夢を叶えるために犠牲ってほんとに必要なの?
なんてことを(少し)考えさせられた2時間でした。
少し前の記事でも書いた、Amazonプライム・ビデオ。
無料であったので見てみたんですが、予想以上に面白かった!
きっとこの映画を見るほとんどの人が、かたせ梨乃のおっぱいが目的で見ているんだろうけど、美しかった。
そのときのかたせ梨乃は、女学生のようなかっこうで、何とも言えず寂しそうで美しいのだ。
あとは廃墟の中を駆け巡る、パンパンをやっている女の子たちの姿。
原色の、フレアスカートにだぼっとしたカーディガン。
くつろいだり、ごはんを食べるとき、上半身は下着かなんかなんだろう。
ふわっとしたキャミソールからのぞく、白い肌が無防備できれい。
焼けた東京。
そこでなんとかして生きる人たちだけが、鮮やかだった。
性って、滑稽で悲しくって、美しいんだよな。
コテコテの演技とか、エロいのとか痛いのとか、好きな人はハマるはず。
笑えるシーンもあるし、エンターテイメント。
個人的には好き。
パンパンって、インドネシア語が語源なんだって。知らなかったー
今週のお題「今年見に行ってよかったもの」