さすらわなくなったトビー!

旅を終えたその後の人生

お金のこと、 お金なんかなくてもいいと言う人のこと

前回の記事を書きたかったのは、今回の記事を書きたかったから。 

 

tobitrip.hatenablog.com

 

今、わたしにかまってくるおじちゃんがいます。

ごちそうしてくれたり、差し入れしてくれたり、おこづかいをくれたりしてます。

でもこの人はお金持ちじゃないです。

多分あんまり考えずにお金を使ってくれてるんだと思います。

本人は「ステキな時間を過ごせればそれでええやんか」と言いますが、わたしは少し心が傷みます。

体の関係があったほうがこういうのって心が痛まないのでしょうが、残念ながらそういうのができるタイプでもないです。

仕方がないので自分からはなにもしません。そっとしてます。

 

おじちゃんはお金のことが嫌いだとおもいます。

「お金なんかなくても」というのが口癖です。

「安いところでも楽しくできればそれが思い出になる」と言います。

わたしもそう思います。

でも、少なからずお金を使っているわけです。

お金持ちが「お金なんてなくても」と言うのとはわけが違います。(まあ言わないと思うけど)

なんだかとっても負け惜しみに聞こえるのです。

 

おじちゃんは、給料が少ないと嘆きます。

お金なんかなくてもいいと言ってるのに嘆くのです。

そして愚痴をわたしに語り始めます。

「俺は偉いさんは嫌いや」と言って、愚痴ります。

わたしはオチも笑いもない愚痴は嫌いです。

 

「安いところでも思い出はできる」とおじちゃんは言います。

でも、それって本心から言ってるのでしょうか?

 

わたしもお金を使うのはあまり好きではありません。

往復500円の電車代をケチるためにリトルカブに乗っています。

歩ける距離は極力歩きます。

でも使ってるパソコンはMacだし、無農薬の玄米を食べてます。

水道水は飲みたくないから鹿児島の温泉水を買ってるし、自分が価値を感じるものにはお金を払っています。

結婚式は海外でしたいし、指輪は立て爪のダイヤモンドがいいです。

 

全部、自分が心からいいと思ったものにお金を使いたいです。

食事でも、心からサイゼリヤがおいしいと思ってて、連れてってくれるのはいいんです。

わたしも大好きです。フォッカチオが食べたいです。

でも、本当はこのレストランでごはんが食べたいのに、お金がないからここでっていうのは嫌なんです。

 

旅行とか行って、ほんとはここの旅館に泊まってみたいけど、お金がないからここでいーでしょっていうのもなんか悲しいんです。

ニーズに合わせてそれなら全然いいんだけど、そうじゃないんです。

 

「お金なんかなくても」と言いながら、お金に振り回されてるんです。

早くそれに気づいてって思うんだけど、多分それに気づいてない人はほんとうにいっぱいいます。

そしてそのまま死んでいく人もいっぱいいます。

 

だからおじちゃんを見てわたしは心が痛むんだと思うし、少し嫌だなと思うんです。

 

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だからわたしは声高に叫びたい。お金が大好きだと。

お金から解放されるにはお金持ちになるのが一番なんだと。

 

最近までわたしもそれを理解してなかった。

でもそれを教えてくれてたのが前の恋人だった。

そして気づいてないわたしに身をもって教えるために、そのおじちゃんがわたしの人生に登場したんだと思う。

自信がないのは言い訳でしかないっていうのと一緒。

 

 

人生って本当に必然でしかできてないと思う。

一ヶ月前に骨折したのも、考えれば考えるほど今じゃなきゃダメだったんだと思う。

 

 

とにかく今のわたしは、経済的に自由だと思い込むことからはじめてます。

そして、お金が大好きだと大きな声で言います。

「お金大好き! 愛してる!」