さすらわなくなったトビー!

旅を終えたその後の人生

一生もの、の服

旅に出る時、かならず持って行く服がある。

 

お金のなかった高校生のとき、どうしても欲しくて迷って迷って買った古着のロングスカートだ。なんと8000円。

コットンで出来ていて、黒くて、裾にはカラフルな刺繍が施されていた。足さばきも楽で夏は涼しい。落ち着いた風合いだから、冬服にもよく合った。タイツを仕込めばあったかいしね。

 

買ってすぐの高校生の頃はもちろん、大学生になってからも大活躍だった。

マウンテンバイクにからまって、ビリビリになっても気にせずはいていた。だって、大好きだったから。ビリビリのまま洗濯しても、全然ほつれたりしなかった。

 

“Made in India”のそのスカートは、旅先でも大活躍だった。

まず、見た目が可愛い。タイとインドに持って行って着ていたけど、そのスカートをはいているといろんな人に褒められた。「メイドインインディアだよ〜!」と伝えると、インド人たちは嬉しそうに笑った。

合わせる洋服を選ばないのもいい。バックパックにも合うし、靴を選ばない。そのうえ、足をまるっと隠せるのでお寺に行くときなんかも失礼に当たらない。黒がメインでたくさんの色が入っているから、どんなトップスにも合う。

そして何より楽! 貧乏旅が好きな私は、長距離バスや夜行列車によく乗る。そんな時、ズボンはしんどい。だからといってスカートをはくのはちょっぴり危険。だけどこのスカートなら大丈夫! 足は見えないし、タイツをはいても隠れるからやぼったく見えない。それに、座席の上で体操座りしようが寝転ぼうが、よっぽどのことがない限りパンツが見えない! すばらしい!

あとはね、長距離バスとかで、どーしても我慢できなくて、野外でおしっこするときとかに便利だと思います。隠れるからさ。したことないけど。

 

 

旅に毎回持って行くので、自然と、一緒に写っている写真が多くなる。

 

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旅の風景によく合うのだ。

 

 

ここんとこ日本ではあまりはいていないけど、裾のビリビリをなおして、今年の夏は今まで以上に着てみようと思う。

なおしてなおして、一生着続けていきたい。

 

 

guide.travel.co.jp

さっきの写真のとこの記事を書きました。ぜひみてください♡

 

 

今週のお題「お気に入りの一着」